オランジュリー館
シェーンブルン宮殿のオランジュリー館は素晴らしい雰囲気を誇り、かつてのハプスブルグ皇帝もここで度々祝典や演奏会などを催しました。 特に画期的なコンサートの中にはモーツァルトとサリエリの音楽競演が含まれます。大広間
長さ40メートル、幅10メートル以上もある王宮大広間は舞踏会、歓迎会や晩餐会などの華やかなイベントに適した会場です。 縦長の窓や白と金のスタッコ 仕上げの壁を映すクリスタルの鏡、そして重厚な天井画がひとつの芸術としてコーディネートされており、今日在るロココ様式の遺産の中でも最も素晴らしい空 間のひとつとして誇り輝いています。 イタリアの芸術家グレゴリオ・グリエルミ作の天井画中央パネルにはマリア・テレジア女帝の統治下にある帝国が具現 化さており、当時の栄華が偲ばれます。 絵の中央には重臣に囲まれたフランツ・シュテファンとマリア・テレジアの姿があり、その周りにはハプスブルグ家の 領地のイメージが描かれています。共和制になってからもこの大広間はコンサートや貴賓の歓待に利用されています。 ジョン・F・ケネディ大統領とソ連のニキータ・フルシチョフ書記長が対談を行ったのもこの会場でした。
住所:
Schloss Schonbrunn
(シェーンブルン宮殿オランジュリー館)
A-1130 Wien