アイーダ、G.ヴェルディ

アイーダ、G.ヴェルディ

ジュゼッペ・ヴェルディの「アイーダ」は、今では世界中で演奏されていますが、もともとエジプト総督イスマーイール・パシャの直接の依頼で作曲されたものです。自分の国をヨーロッパとアフリカのかけ橋にしようというパシャの野心の表れとも言えます。

パシャは、もともと、スエズ運河の開通、そしてカイロの新しいオペラハウスの建設を祝うための賛歌を書くようヴェルディに依頼しましたが、ヴェルディはほとんど関心を示しませんでした。ヴェルディの「リゴレット」が1869年11月1日にKhedivial Opera Houseのこけら落としで公演された後、エジプト総督は、劇場の壮麗さに見合った、世界で初めて公演される作品を手に入れようと固く心に決めていました。その結果生まれたのが「アイーダ」で、1871年12月24日に初演されました。

このオペラは、とてもヴェルディらしい作品です。一人の人間がもう一人に愛情を抱きますが、それはまわりからの妨害に会い、さまざまな人間模様がうまれていきます。

交戦中のエジプトとエチオピアを背景に、エジプト軍の指揮官ラダメス、そして敵国エチオピアの王の娘アイーダの愛情の物語が展開します。アイーダとその父がエジプトの追手から逃げられるよう手助けをしたしたことで、ラダメスは、エジプトの民と、エジプト王の娘で彼の将来の妻でもあるアムネリアを裏切ったことになってしまいます。

「アイーダ」は、1874年4月29日にウィーン国立歌劇場でも初めて公演されました。イタリアの伝統からも、フランスの伝統からも一歩離れ、一つ一つの音が物語の進行に意味を持つ、通作歌曲形式のオペラです。アリア、デュエット、コーラスでストーリーは展開していきますが、ラダメスとアイーダの声が出会い、哀しみのデュエット「La fatal pietra sovra me si chiuse (死の石は私の上に閉ざされた)」が演奏されるとき、ヴェルディの内なる激しさとドラマ性が頂点に達します。

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