白馬亭にて、R.ベナツキー

ラルフ・ベナツキーとローベルト・シュトルツによるオペレッタ「Im weißen Rößl(白馬亭にて)」は、ストーリー、音楽ともにとても軽快な作品。ハリウッドの喜劇ミュージカルの黄金時代への先駆けとも言える作品です。

「白馬亭にて」はもともとグスタフ・カーデルベルグとベルリン劇場の総監督オスカー・ブルメンタールが台本を書きました。ブルメンタールは、休暇中に滞在した宿で、未亡人である女主人に給仕長が甘い言葉をささやくのを見て、この喜劇のアイディアを思いつきました。彼が給仕をするシーンは、この作品の前書きとも言えます。

喜劇「白馬亭にて」は、ベルリンで1897年に制作され、1926年には映画化されました。作品はユーモアたっぷり、その後ミュージカル化されたのも当然のことと言えましょう。

ベナツキーとシュトルツのこのオペレッタは、同名の芝居と同様、ドイツの首都ベルリンで制作され、1930年11月8日に初演されて以来、ロンドン、パリ、ウィーン、ニューヨークといった世界中の劇場で上演されています。

白馬亭の給仕長レオポルド・ブラントマイヤーは、雇い主のヨゼファ・フォーゲルフーバーにかなわぬ恋心を抱いています。そのヨゼファが心惹かれているのは、客のひとりオットー・ジードラー博士。ジードラーは、シュルツハイマーという人の係争中の訴訟の弁護人ですが、シュルツハイマーの訴訟相手の娘、オッティリエ・ギーゼッケに恋をしてしまいます。けれども、オッティリエの父親は、オッテイリエと、宿に到着したばかりのシュルツハイマーの息子ジーキスモンドを婚約させることで、この訴訟をなかったことにしてしまおうと目論みます。こうして、登場人物のそれぞれがかなわぬ恋の相手を追い求め、陽気な物語が展開します。

ベナツキーとシュトルツは、エリック・シャレル、ブルーノ・グラニッヒシュテッテン、ハンス・ミュラー=アイニゲン、ローベルト・ギルベルトといった、才能ある作曲家を一堂に集め、素敵なメロディーあふれるミュージカルを制作していました。この「白馬亭」も、もちろん何度もリメイクされ、最近では2013年にクリスチャン・テーダによって映画化されました。

現代的で軽快なこの「白馬亭にて」を楽しむのに、オペレッタ史に特別な位置を占めるウィーン・フォルクスオーパーは、格好の会場と言えましょう。

チケット予約:

チケットをご予約される場合は「スケジュール」へ行き、日にちと時間をご指定下さい。




予約内容
チケットは注文されていません。
クイック・サーチ