ラ・マンチャの男、M.リー

ブロードウェイで成功をおさめたミュージカルがオーストリアで公演されることはあまりありませんが、今回はウィーン・フォルクスオーパーでそれが実現します。

世間をあっと言わせたケン・キージーの小説「カッコーの巣の上で」を脚色したデイル・ワッサーマンが、この「ラ・マンチャの男」の台本を書きました。ミュージカル・ナンバー「見果てぬ夢」など、音楽とセリフを担当したのは、ミッチ・リーとジョー・ダリオンです。

「ラ・マンチャの男」は、コネティカットでの試演後、1965年11月22日、ニューヨーク、グリニッジビレッジのANTAワシントン・スクウェア劇場で初演されました。その後、1968年3月20日にブロードウェイのマーティン・ベック劇場で公演されたことに始まり、同じくブロードウェイのエデン劇場、さらにマーク・ヘリンジャー劇場でも演じられました。公演は6年も続き、その回数は2,000回を超えるロング・ランとなりました。

投獄されたセルバンテスが、スペインの取り調べを待っている場面から、ミュージカルは始まります。身ぐるみはがそうと狙っている囚人たちから、出版するばかりになっている第一作「ドン・キホーテ」の台本を守るため、セルバンテスはこの小説をもとにした芝居を演じようと思い立ちます。そして、彼自身が、騎士道物語の読書に没頭するあまり、妄想に陥ったアロンソ・キハーナを演じることにします。ワッサーマンは、セルバンテスに勝るとも劣らない想像力で、人物を劇中劇に登場させ、小説からとった数々の素晴らしい冒険を、リーとダリオンの音楽にのせて展開します。

もとの小説では、現実との接点を失ったドン・キホーテに読者は憐れを感じずにはいられませんが、ミュージカルはかなり異なる仕上がり。小説から素晴らしいインスピレーションを受けながらも、このミュージカルでは、囚人たちに、ひどい環境から一瞬でも解放される機会を与えているのです。

ミュージカルの成功により、その後1972年には同名の映画も制作されました。映画では、ベテランのピーター・オトゥールがセルバンテスとドン・キホーテを演じました。ミュージカルの誕生から50年に当たる今回、ウィーン・フォルクスオーパーでは、芸術監督のロバート・メイヤーが「ラ・マンチャの男」を演じます。

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