ヴィヴァルディ - 第5の季節、C. コロノヴィツ

「ヴィヴァルディ - 第5の季節」?きっと何かの間違いに違いありません。周知のように、季節は4つしかありません。標題音楽を書いた最初の音楽家アントニオ・ヴィヴァルディは、自然の理である春夏秋冬に従ったので、第5はありえないとお思いになりますか。

ところで、ヴィヴァルディの作品の多くは、前世紀になって初めて発見されました。もともとピエモンテのサレジオ会寄宿学校のどこかに押し込められていたものが、アーチ形天井のあるトリノ国立図書館に移されたのでしたのですが、「第5の季節」が、その作品の中にあったのでしょうか。

実は、「Vivaldi - Die fünfte Jahreszeit (ヴィヴァルディ - 第5の季節)」は、ヴェネツィアの巨匠ヴィヴァルディの未発見の作品ではなく、21世紀のクリスティアン・コロノヴィツの手になるクロスオーバー・オペラなのです。さて、皆様は、この結論にほっと安堵の息をつかれたでしょうか、あるいは期待ではっとされたでしょうか。

「ヴィヴァルディ - 第5の季節」は、バロック(「バ・ロック」と記すべきでしょうか)時代のロックの王者としてのヴィヴァルディという人間を描き出しています。そして、コロノヴィツと台本作家のアンゲリカ・メッスナーが考え出した現代の女の子のグループが、彼の日記を発見、17-18世紀にはスーパースターがどのようなものであったのかをたどります。

クリスティアン・コロノヴィツは、1952年、ハンガリア人とクロアチア人を両親として、レヒニッツ(オーストリア)で生まれました。その創造性は、とどまるところを知らぬかのよう。編曲者、プロデューサー、作曲家として活躍し、映画、ポップ、ロック、クラシック音楽、そして演劇といった分野で驚くほど多くの作品を作り上げました。エラプション、ボニーMを生み出した1970年代のドイツのディスコ革命の立役者の一人であり、また同時に、ルチャーノ・パヴァロッティ、キリ・ジャネット・テ・カナワ、エリーナ・ガランチャといった、オペラ界の大スターたちと素晴らしい作品を制作し続けました。

1969年ウィーンに生まれたアンゲリカ・メッスナーは、現代ではまれになった台本作家。「ヴィヴァルディ - 第5の季節」のナレーション制作の前にも、「Coming Home (2004) 」、 「Csaterberg (2006) 」、 「Antonia und der Reißteufel (2009) 」 、そしてホセ・カラスの舞台へのカムバックで知られる 「El Juez (2014) 」など、コロノヴィツとは共同でいくつものプロジェクトを行っています。

今回皆様にお楽しみいただく、この「ヴィヴァルディ - 第5の季節」は、バロック音楽とロックの新しいフージョン。その初演のために選ばれた会場は、ウィーンフォルクスオーパー。コロノヴィツとメッスナーの芸術家としての地位を、四季を通じてさらにゆるぎないものにすることでしょう。

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